日本経済新聞
ロシア、宇宙船ガガーリン号打ち上げ 50周年を記念
旧ソ連の宇宙飛行士ガガーリンが人類初の宇宙飛行に成功してから12日で50年になるのを記念し、ロシアはガガーリン号と名付けたソユーズ宇宙船を5日、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地にある50年前と同じ発射台から打ち上げた。米ロのメディアが報じた。
米ロの宇宙飛行士計3人が搭乗。そのうちの1人で米航空宇宙局(NASA)のギャラン宇宙飛行士は「50年前は一つの国が(宇宙開発の)競争のために1人の男を宇宙に送った。今はわれわれ3人が国際協力を体現している」と述べた。
ソユーズ宇宙船にはガガーリンの写真が飾られ、初飛行直前に発した「行きましょう」という意味のロシア語が機体に書き込まれた。
宇宙船は9分後に予定の軌道に乗った。7日には米ロなどの飛行士が待つ国際宇宙ステーションとドッキングする予定。
ガガーリンは1961年、宇宙船ボストーク1号で人類初の宇宙飛行に成功。1時間48分で地球を1周しソ連に帰還。飛行時の印象を「地球は青かった」と語った。
Wikipedia : ユーリイ・ガガーリン
Wikipedia : ソユーズ
Baikonur Cosmodrome (NIIP-5/GIK-5)